さて、センチメントの極端さを判断する方法はわかった。
センチメントが極端であればあるほど、相場の天井や底を示すわけではないことを思い出してほしい。
投機的ポジションのロングとショートの割合を計算することは、市場が天井を打っているのか底を打っているのかを見極めるためのより良い指標となるだろう。
%-longと%-shortの計算式を以下に示す:
これを分かりやすく説明するために、数年前に戻ってカナダドル先物で何が起こったかを見てみよう。
2008年8月22日に終わる週に発表されたCOTレポートを見てみよう、 投機筋は28,085枚の売り越し.
2009年3月20日、彼らは 23,950枚の売り越し.
この情報だけからすると、8月はショートする投機筋が多かったので、相場が底を打つ確率が高いということになる。
でも、ちょっと待って・・・そんなに簡単だとは思わなかったでしょ?
よく見ると、66,726枚がショートで、38,641枚がロングだった。の投機的ポジションのうち 8月 (66,726 / (38,641 + 66,726)), 63.3% はショートポジションだった。
他方、ロングの約定件数はわずか8,715件、ショートの約定件数は32,665件であった。 3月.
つまり、(32,655÷(8,715+32,665))となる。 78.9% この期間、投機的ポジションのうち、ショート・ポジションが占めていた。これは何を意味するのか?
全投機ポジションの78.9%がショートであるのに対し、63.3%がショートである場合、底打ちの可能性が高い。
上のチャートでおわかりのように、カナダドルの価値がおよそ94米ドルになった2008年8月頃には、実際には底は打たれていない。
カナダドルはその後数カ月にわたって下落を続けた。
3月に入り、%とショートの比率が78.9%に達した頃には、カナダドルは77米ドルセント前後で底を打っていた。
それからどうなったか?着実に上昇し始めた!
市場の底?そうだ。